次の症状がある方はお気軽にご相談ください。
- 咳が出だすと止まらない
- しゃべると咳き込む
- 痰が絡む、切れない
- 夜間、咳き込んで眠れない
- 喘息と言われたことがある
- 夜間、喘鳴(ゼイゼイ、ヒューヒュー)がある
- 階段や坂道、あるいは運動をすると息苦しくなる
- 健診のレントゲン写真で異常を指摘された
呼吸器内科
Pulmonology
Pulmonology
当院の呼吸器疾患の診療は、感冒、気管支炎、肺炎、気管支喘息、咳喘息、慢性咳嗽、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺がん検診、肺炎球菌ワクチン接種など、呼吸器疾患全般について診療を行います。毎週木曜日午後診では、東京女子医大八千代医療センター呼吸器外科教授 関根康雄医師の特診を設けております。
呼吸器疾患(肺炎、肺がん、気胸、肺気腫等)の画像診断です。
息を吸う力や吐く力、空気中から酸素を取り込む力などの呼吸機能を調べる検査です。呼吸機能低下を認める場合、COPD(慢性閉塞性肺疾患)や、喘息、間質性肺疾患などの呼吸器疾患が疑われ、その鑑別に役立ちます。
動脈血液中の酸素濃度を採血せずに測定できます。呼吸器疾患の患者様(変更点)の呼吸状態を把握するのに役立ちます。
わが国では近年、肺がんは喫煙者の減少等によりやや減少傾向にありますが、罹患数では3位(男性2位、女性4位)ながら、死亡数では1位(男性1位、女性2位)であり、手強いがんと言えます。予防は喫煙者の方はもちろん禁煙ですが、各自治体の肺がん検診や人間ドック等の胸部X線写真による早期発見が重要と言えます。当院で撮影した胸部X線写真はすべて、肺がん診療のスペシャリストである関根医師が読影を行います。木曜日午後診では同医師による呼吸器特診を設けております。
気管支喘息は様々な原因で気管支の炎症が慢性化し、アレルギーやウィルス感染などをきっかけに、気道が狭くなる発作を来し呼吸状態が悪化する疾患です。
気管支喘息は、子どもから大人まで幅広い年齢層の方に発症します。発作時の吸入或いは点滴療法、平常時の吸入ステロイド薬、気管支拡張薬、抗アレルギー薬による発作予防が治療の中心となります。
一般的な感冒だけでなく、マイコプラズマ、インフルエンザが長引き、頭痛、発熱、鼻水、関節痛、だるさなどが増悪し、肺炎となるケースが殆どです。咳や痰が長引き、呼吸苦を伴います。
細菌やウィルスなどの病気を起こす微生物(病原微生物)が気管支をこえて肺に入り感染し、肺が炎症を起こしている状態を「肺炎」と言います。病原微生物の多くは空気と一緒に身体の中へ入ってきます。普通は人間の身体に備わっている様々な防御機能が働いてこれを排除しますが、何らかの原因で体力や抵抗力が落ち、病原微生物の感染力のほうが上回ると肺炎になります。
食欲の低下、脱水症を来すと共に重症になると呼吸困難をきたすこともあります。高齢者は当初は症状が食欲不振や元気がないなどのみの場合もあり、注意が必要です。また、肺炎は、がん、心臓病、脳卒中に続いて、日本人の死亡原因になっている病気です。高齢者や慢性の病気を持っている方などは、とくに肺炎にかかりやすい傾向があります。予防や早めの治療が重要です。また特殊な肺炎として感染症に起因しない間質性肺炎(肺線維症)といった疾患もあります。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気の総称です。
タバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入曝露することで生じた肺の炎症性疾患であり、長期間の喫煙習慣を背景に中高年に発症する生活習慣病と言えます。
ほとんどの方が喫煙者か家族内に喫煙者がいらっしゃる方です。タバコによる肺障害を引き起こす程度は個人間で大きな差があり、遺伝的な要因も強いと言われています。また、肺は一旦潰れてしまうと再生はされず、徐々に肺の呼吸スペースの損失が起こってくる為に当初、労作時のみの息切れでも、徐々に安静時でも息切れが起こるようになり、放置すると酸素吸入が必要になってきます。治療は何よりも、禁煙することが第一であり、進行を遅らせる必要があります。さらに吸入ステロイド薬や吸入や内服の気管支拡張薬等を使用し酸素の取込みを改善します。進行すると、どうしても酸素が手放せなくなり日常生活に大きな制限が起こります。当院では在宅酸素療法の適応がある方には近隣の総合病院にご紹介をしております。
睡眠時無呼吸症候群とは睡眠中に呼吸が10秒間以上停まることが繰り返しておき、一晩7時間の睡眠で30回以上、あるいは1時間あたり5回以上無呼吸が起こるものをいいます。
この病気は、日中の眠気、熟睡感のなさなどの他、高血圧症や心臓病や脳血管疾患を悪化させます。できるだけ早く診断し、治療を始める必要があります。当院では疑いのある患者様は近隣の専門医に御紹介しています。